岩倉市 地元一体で企業紹介冊子 将来の人材確保に 高校生が取材も
冊子は「わくワークいわくら~岩倉市地元企業の魅力発見BOOK~」。市内の子どもたちに、地元企業を将来の就職先として意識してもらう狙いで作成した。A4版46ページ。原則1社1ページで掲載し、会社概要や具体的な事業内容、製品、取材担当者による感想記事を写真付きで紹介している。
このうち、3Dプリンターによる試作品製造のクリモト(本社岩倉市北島町)と、パッケージメーカーのカウパック(本社岩倉市大地町)の2社は、岩倉総合高校1年生の7人が、2チームに分かれて取材。プロのライターの指導を受けながら記事を作成した。
冒頭3ページには、高校生による座談会を掲載。カウパックについて「通学時に見かける普通の会社のイメージだったが、社長の話を聞き、温かい会社だと感じた」、クリモトについては「事前リサーチで自動車関連が中心だと知ったが、航空宇宙分野にもチャレンジするなど、直接聞かないとわからないことがあった」などと関心を示した。
他にも「すごい企業が身近にあることを知った」や「岩倉市は愛知県内で一番面積が小さい市だが、知らない世界がまだまだあり、広いと思った」などの感想を語っている。
同市は冊子を、市内中学・高校の1年生全員に渡すほか、小学校の社会科教材として配布。また、近隣大学のキャリアセンターなどにも提供する。
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