中部経済同友会、25年度計画 日本経済再浮上へ議論深める
中部経済同友会は23日、2025年度の事業計画を発表した。テーマは「日本経済の再浮上に向けて~中部から切り拓く未来~」。付加価値型の経営モデルや、多くの人が夢、希望を抱き、活躍できる風土の重要性を浸透させ、日本経済の再浮上につなげられるよう、会員同士で議論を深める。
新たに筆頭代表幹事を務めるノリタケ会長の加藤博氏が同日、名古屋市内で会見した。
加藤氏は、テーマに設定した日本経済の再浮上について「『成長と分配の好循環』『物価と賃金の好循環』により、『失われた30年』からの脱却が現実化してきており、まさに山が動き出したという状況にある」と指摘。トランプ米大統領による関税政策の影響などが懸念されるが、「動き出した山を止めることなく、今こそ日本経済再浮上のチャンスととらえ、この流れを加速させる取り組みに傾注すべき時だろう」と話し、日本経済再浮上のための課題解決策について、会員同士で活発に議論を進めていく考えを示した。
具体的には、イノベーションの創出など新たな価値の創出や、人への投資について話し合いなどを行う。8月には70周年の記念行事も予定している。
同日開催した定時総会で、代表幹事に就任した豊田通商会長の村上晃彦氏は「会員全員、より多くの人が同友会の活動に積極的に参加いただき、変革への提言や実行、活動が起こっていく、そんな活発な同友会活動になるよう、加藤筆頭代表幹事をしっかりサポートすることに専念したい」と抱負を述べた。
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