6月で開所8周年 よろず支援拠点くわなサテライト
【四日市】中小企業・小規模事業者のための経営相談所「三重県よろず支援拠点くわなサテライト」(桑名市桑栄町1の1、桑名商工会議所内)が6月で開所から丸8年を迎える。今年3月末までの相談件数は累計で1万5千件を超えた。中小・小規模事業者を中心に「気軽な経営相談窓口」として地域経済の発展を支えている。
よろず支援拠点は三重県内に津市と松阪市を含め計3カ所ある。くわなサテライトは、三重県内で唯一、地域経済団体(桑名商工会議所)とよろず支援拠点(国の事業)が相互に協働して運営しているのが特徴だ。
直近1年間で寄せられた相談件数の約4割が補助金関連。販路開拓やエネルギー・物価高騰対策のための補助金制度を紹介した。
相談事業者への満足度調査(2024年度)では「大変満足」と回答した割合は64・9%を占め、全国平均を上回っている。相談事業者へ寄り添った丁寧な対応が高く評価されている。
くわなサテライトと桑名会議所はともに、米トランプ政権による相互関税の発動を受けて相談窓口を設けた。くわなサテライトに在籍する立道和久コーディネーターは「相互関税の影響が今後、中小・小規模事業者に波及していくことが懸念される。相談にしっかり対応していきたい」と話している。
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