稲沢会議所 事業承継支援に注力 セミナーや巡回相談を展開
稲沢商工会議所は、中小企業の事業承継支援に注力している。その一環として10日、アクサ生命保険(本社東京都)との共催で「円滑な事象承継・自社株対策」をテーマにセミナーを開催した。今後は、小規模事業者への巡回相談も行っていく。
同会議所は本年度、重点目標の一つとして「中小企業の課題解決に向けた支援の充実」を掲げており、会員中小企業の事業承継支援を実施している。
10日のセミナーは同会議所で行われ、小規模なサロン形式で開催した。池戸賢治会頭をはじめ、副会頭、常議員らが参加。親族内承継をはじめ、自社株式の相続対策など、一歩踏み込んだ事業承継への具体的なアプローチ方法が説明された。
セミナーについて池戸会頭は「経営者が普段、なかなか向き合うことが難しい諸問題について、参加会員が熱心に聞き、事業承継を考えるためのいいきっかけになった。今後も定期的に開催したい」と述べた。
また今後、事業主が70歳以上の小規模事業者を巡回し、相談に応じていく。同会議所の小池玉置専務理事は「小規模事業主は現場を離れることが難しく、なかなか相談窓口に来られない。事業者に寄り添った支援を実施していきたい」と話している。(尾張)
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