平均年齢59・6歳で過去最高 帝国データまとめ、三重県企業の社長
帝国データバンク四日市支店は、三重県企業の社長年齢について分析した調査結果をまとめた。2024年12月時点の平均年齢は59・6歳。前年比0・2歳上昇し、過去最高を更新した。
同支店は、社長の高齢化が進む中、円滑な事業承継には中長期的な準備期間が必要なため、後継者へのバトンタッチが間に合わず事業承継に影響を及ぼすケースが今後増える可能性があると指摘している。
三重県企業の社長の平均年齢は、全国平均の60・7歳を下回り、8年連続で47都道府県中最も若かった。
社長交代率は3・20%にとどまり、全国平均を下回る。社長交代時の平均年齢は68・6歳。70歳近くで世代交代している現状がうかがえる。交代後の新社長の平均年齢は51・1歳だった。
社長の年齢構成は、50歳以上が8割以上を占め、30代以下は3%台の低い水準にとどまっている。
業界別の社長平均年齢では、不動産の62・9歳が最も高い。一方、世代交代が比較的進んでいる建設業やその他(農林水産や金融)はともに58・5歳で最も低く、若手経営者が多いとされるIT系や個人向け業種に分類されるサービスは58・6歳だった。(四日市)
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