ジェイテクト、軸受け一体歯車開発
ジェイテクトは、歯車とベアリングを一体化することで、ユニット部品を小型化できる軸受け一体歯車「JIGB」を開発したと発表した。歯車の靭性(じんせい)とベアリングに必要な耐久性を両立することで、実現した。
現行品のギヤシャフトの場合、シャフトにベアリングを外から圧入するためサイズダウンが難しかった。JIGBではシャフトとベアリングを一体化することでベアリングの内輪を省略できる。これにより同社の試算で、ベアリングの外径を10%、軸受けトルクの損失を30%削減できる。
また、歯車の内部にベアリングを組み付ける場合、組み付け時のガタにより歯車全体の強度が低下する可能性があった。JIGBでは歯車の内径をそのままベアリングの外輪とすることでガタを抑え、サイズダウンも可能。同社の試算では、歯車の外径で10%削減できるという。
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