リユース店の買取王国 ヴィンテージ衣料で新業態 来月、名古屋・大須に出店
店名のKOVは「カイトリオウコクヴィンテージ」の頭文字を取った。出店予定地は名古屋市中区大須3の15の16にあるビルの1階で、赤門通沿い。売り場面積は約60平方メートル。既存の総合リユース店「買取王国」は1万点以上の商品を取り扱うのに対し、KOVの品ぞろえは男性衣料を中心に千点ほどとなる。
KOVの衣料は米国で買い付けるほか、買取王国での買い取り品を販売する。選りすぐりの商品に加え、知識や経験の豊富な人材を投入して接客力を高めることで、販売価格は買取王国に比べて「商品によるが、平均1・5倍ほど上がる」(嶋本匡能社長)見込みだ。スタッフは常時2人を配置する。
出店の狙いは、既存の買取王国の顧客満足度向上にある。KOVで単価の高い商品を販売することにより、買取王国での買い取り単価を引き上げることにつながる。また米国で買い付けた衣料を買取王国にも並べ、品ぞろえを充実させる。
今後は買い回りなどを考慮して近距離に出店し、大須で店舗網を広げたい考え。嶋本社長は「これまで買取王国に持ち込まれた商品の中で、良質なヴィンテージも一部あったが、販売する場所がなかった。KOVで販売できるようになる」と話している。
同社は2月末時点で買取王国や「工具買取王国」「良品買館」「マイシュウサガール」など直営69店舗を展開している。
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