中央発条 爆発事故から全面復旧
自動車用ばねを生産する中央発条(本社名古屋市)は1日、3月初旬に爆発事故が起きた藤岡工場(豊田市)の生産ラインの稼働を同日再開したと発表した。生産ラインの復旧、安全確認が完了したため。同工場のその他の生産ラインはすでに生産再開しており、約1カ月ぶりに全面的に復旧したことになる。
事故は藤岡工場の第3工場で粉じんを吸い込む設備「集じん機」が爆発して起きた。車の足回りに用いる「コイルばね」の生産に影響が及んだ。部品供給が滞ったことで、トヨタ自動車やダイハツ工業、スズキの車両生産が断続的に停止する事態を招いた。
中央発条は当面、コイルばねの代替生産も続けて、部品供給の遅れを早期に解消したい考えだ。
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