マイウェイ新書「後継ぎとしての半世紀」出版 トーカイ会長の小野木孝二さん これからの経営者にエール
病院向けリネンサプライなどのレンタルビジネスと、調剤薬局の運営などを手掛けるトーカイ(本社岐阜市)会長の小野木孝二さんが、半生をまとめた著書「後継ぎとしての半世紀 二代目の私がしてきたこと」(中経マイウェイ新書)を出版した。
創業者である小野木三夫氏の養子となり、今年でちょうど50年となる。経営者となる道を歩み、創業者の人間的な魅力やハングリー精神をまねようと努力するが、至らなさを感じ、「自分の役割は自分のできることを愚直に一つ一つ作り上げていけばいいのではと考えるようになった」と振り返る。
ある出来事を機に42歳の若さで後を継いだ。おわび行脚で全国を回り、信頼回復を幹部社員と一緒に築けたことが大きかった。「健康と清潔のプロフェッショナル」を掲げ、新規事業にも果敢に挑戦。東京証券取引所上場も果たした。
小野木さんは「経営者としての役割は時代とともにそれぞれ違う。自分のできることでいいから、愚直に一歩一歩」とこれからの経営者にエールを送る。
本書は2024年7月から52回にわたって本紙最終面に掲載した「マイウェイ」を加筆修正した。税込み価格は1100円。新書判で242ページ。(岐阜)
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