岡崎竜城スイミングクラブ 大森取締役、アトツギ甲子園で優秀賞 県内初、障害児の水泳指導で新提案
発表内容は「すべての子どもに可能性を。特別支援学級に学校水泳の新提案」。学校の水泳の授業を民営化する動きが全国的に広がり、同社も市内3小学校の委託を受けている。同社には30年以上前から障害者向けの水泳指導のノウハウがあり、特別支援学校の児童にも対応しているが、大森さんは「全国には障害児対策ができていない委託事業者も多い」ことに問題意識を持っていた。そこで行政と連携して各自治体の委託業者に同社が蓄積したノウハウを提供するというビジネスモデルを提案した。
大森さんは「水泳教育は災害時などに命を守るために始まった。全ての子どもたちが安全に学べるよう今後、事業化を進めたい」と力を込める。これまでの優秀賞19人のうち県内では初、女性では2人目の受賞となった。
受賞報告を受けた内田康宏市長は「水泳教育の新たな道を切り開く素晴らしい提案。今回の結果が他の事業所の刺激となり、地域経済のさらなる発展につながることを期待する」と喜んだ。また、決勝に向けビジネスプランのブラッシュアップなどを支援した市の相談機関、オカビスの高嶋舞センター長は「若い後継者たちが第2の創業として、新たな事業に挑戦するのを今後も伴走支援していきたい」と語った。
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