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岡崎竜城スイミングクラブ 大森取締役、アトツギ甲子園で優秀賞 県内初、障害児の水泳指導で新提案

内田市長(左端)に受賞を報告する大森さん(左から2番目)
内田市長(左端)に受賞を報告する大森さん(左から2番目)
 水泳教室運営の岡崎竜城スイミングクラブ(本社岡崎市)取締役の大森玲弥(れみ)さんが中小企業庁主催の「第5回アトツギ甲子園」の決勝大会で上位5位以内の優秀賞に輝いた。中小企業の後継者のチャレンジを後押しするイベントで、次世代を担う後継者らが既存の経営資源を生かした新規事業のアイデアを競った。今回は全国から189人がエントリーし、地方大会を勝ち抜いた18人が決勝の舞台に上がった。愛知県からの参加者が優秀賞を受賞したのは初めて。(三河)

 発表内容は「すべての子どもに可能性を。特別支援学級に学校水泳の新提案」。学校の水泳の授業を民営化する動きが全国的に広がり、同社も市内3小学校の委託を受けている。同社には30年以上前から障害者向けの水泳指導のノウハウがあり、特別支援学校の児童にも対応しているが、大森さんは「全国には障害児対策ができていない委託事業者も多い」ことに問題意識を持っていた。そこで行政と連携して各自治体の委託業者に同社が蓄積したノウハウを提供するというビジネスモデルを提案した。

 大森さんは「水泳教育は災害時などに命を守るために始まった。全ての子どもたちが安全に学べるよう今後、事業化を進めたい」と力を込める。これまでの優秀賞19人のうち県内では初、女性では2人目の受賞となった。

 受賞報告を受けた内田康宏市長は「水泳教育の新たな道を切り開く素晴らしい提案。今回の結果が他の事業所の刺激となり、地域経済のさらなる発展につながることを期待する」と喜んだ。また、決勝に向けビジネスプランのブラッシュアップなどを支援した市の相談機関、オカビスの高嶋舞センター長は「若い後継者たちが第2の創業として、新たな事業に挑戦するのを今後も伴走支援していきたい」と語った。

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2025年10月10日(金)
しんきんビジネスマッチング「ビジネスフェア2025」

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)第3展示館
主催:ビジネスフェア2025実行委員会

東海地区34信用金庫の取引先が、ポートメッセなごやに自慢の商品、技術、情報、知恵を持ち寄って、展示・PRします。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。