「関の刃物」ブランド力向上へ 岐阜県関刃物産業連合会など CN推進セミナー開く
岐阜県関刃物産業連合会と中部経済産業局は10日、関市内で「カーボンニュートラル推進セミナー」を開いた。連合会に加盟する刃物関係の事業者約30人が参加した。
連合会がカーボンニュートラル(CN、温室効果ガスの排出量実質ゼロ)をテーマにセミナーを設けるのは初めて。CNへの取り組みを通し、関の刃物のブランド力向上などにつなげたい考え。
中部経済産業局資源エネルギー環境部資源エネルギー環境課の田中理央氏が講演した。
田中氏は、CNの取り組みは大手企業にとどまらず「責任範囲は自社だけでなくサプライチェーン全体へ拡大している」とし、中小企業へも波及している状況を説明。その上で「CNは自社単体なら今日からでもできる。地域全体で取り組む価値はある」と呼び掛けた。
併せて関市産業経済部観光課の村井大和氏が「刀都 関のブランド推進について」を演題に講演。「刀都関という枕詞をつけることでより本物感が伝わる」と、刃物商品のさらなる高付加価値化のヒントとして提示した。
(岐阜)
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