賃金をデジタル払いへ 太平洋精工、ペイペイで支給
【西濃】自動車用ヒューズ最大手の太平洋精工(本社大垣市)は、スマートフォン決済のPayPay(ペイペイ)が提供する「PayPay給与受取」を利用した賃金のデジタル払いを開始する。給与の20万円までをPayPayマネーで受け取れる。開始時期は4月10日支払い分からで希望者のみが対象。
同社は24年9月に、賃金のデジタル払いを労働組合に提案。社内アンケートでは10~20代の若年層を中心に約7割が導入に賛成と回答した。今月中に約450人の全従業員を対象とした説明会を開き、デジタル払いの希望者を集計する。
デジタル払いの対象となるのは月例給与と賞与。PayPayマネーの上限額を超えた場合は超過分を指定代替口座へ送金する。同社によると、PayPay給与受取を利用した賃金のデジタル払いは岐阜県で初めて(25年2月末時点)。
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