愛知県信用保証協会 一宮で若手研修会 繊維産業の支援について学ぶ
愛知県信用保証協会は、一宮市の尾州ファッションデザインセンターで、「一宮中小企業サポート会議(一宮会議)」の職員向けに研修会を開催した。「業種別支援の着眼点(繊維工業編)」をテーマに、セミナーやワークショップを実施。同会議を構成する金融機関などの若手職員ら56人が参加した。
同会議は県信用保証協会、いちい、尾西の各信用金庫、一宮商工会議所、尾西、木曽川の各商工会、一宮市、日本政策金融公庫一宮支店で構成する。研修会は、事業者支援能力の向上を狙い行った。
セミナーは、金融庁監督局地域金融企画室の渡辺茂紀氏が「業種別支援の着眼点」、あいち産業科学技術総合センター尾張繊維技術センターの大野博氏が「一宮市における繊維工業の特性」についてそれぞれ講演した。大野氏は、業界の基礎知識などを解説し、「これからは、人体に優しい製品が求められる。SDGs(持続可能な開発目標)など、テーマ性やストーリー性を持つ製品を考えることが重要」と述べた。
また、尾西信金が「びしんビジネスマッチング」の成果など地場産業活性化に向けた取り組みを紹介した。
ワークショップでは、参加者が染色、撚糸(ねんし)、紡績、製織の各工程のグループに分かれ、強みや課題、支援ポイントなどを資料にまとめて発表した。
(尾張)
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