焼肉坂井HD 早期に47都道府県出店へ 残るは山形、群馬など4県
同社は焼き肉、回転ずし、居酒屋、和食、洋食、中華、麺の業態を持ち、店舗ブランド数は70にのぼる。国内店舗数は440店舗(2025年3月末見込み)。
自力出店に加え、積極的なM&A(合併・買収)で全国各地に店舗を広げてきた。19年に一時、全国制覇したが、現在は山形、群馬、奈良、宮崎の4県が空白地帯となっている。
同社は昼、夜の業態を備え、駅周辺やロードサイド、商業施設フードコートなど多様なエリアに対応できる店舗ブランドを持つ。これを強みに制覇をねらう。
高橋仁志社長は「最優先課題の既存店のリブランディングを進めながら、早いうちに全国制覇したい」と意欲を見せるとともに、「全国各地で店舗ブランドの幅を広げていく」との考えを示している。
一方、日本の人口減少に備え、海外出店を強化する。
同社は回転ずし店「平禄寿司」をタイ、台湾、韓国で展開している。計4店舗で、いずれもフランチャイズチェーン(FC)店。また、中国でベーカリー「うさぎの杜ベーカリー」を直営、FC1店舗ずつ開設している。今後は既存のアジア圏で出店を強化するほか、米国などを候補に新たなエリアを開拓する方針だ。
高橋社長は「訪日して本物の日本の食を知った外国人が増えている。今こそ、海外出店を強化するタイミングだ」と話している。
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