名鉄バス 初の外国人運転士が誕生 「岡崎モデル」の第1号
名鉄バス(本社名古屋市中村区)で初となる外国人運転士が誕生した。同社は岡崎市、市内の日本語学校と連携し外国人運転士を育てる「岡崎モデル」の取り組みを進めている。日系ブラジル人の鈴木健次さんがその第1号となり3日、入社式が行われた。研修を経て、早ければ6月にもバス運転手としてデビューする予定。鈴木さんは「安全で安心なバス運転手を目指します」と語った。
岡崎モデルは、公共交通の維持を見据えた人材確保のため市と名鉄バス、日本語教育事業を展開するEGAO(エガオ)グループ(本社岡崎市)が連携し、大型二種免許取得のための日本語教育や生活支援を行う。鈴木さんは初の応募者として昨秋、エガオグループの日本語学校に入校した。行政、バス会社、日本語学校が三位一体でバス運転士の育成に取り組むのは全国でも珍しく、深刻化するバスの運転士不足の解消につながるか注目される。(三河)
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