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トヨタグループ8社4~12月期決算 5社が最終減益 中国不振、認証不正響く

☆グループ決算
☆グループ決算
 トヨタグループ8社が31日発表した2024年4~12月期の連結純利益は、5社が減益となった。中国市場で日系完成車メーカーの不振が続くほか、24年4~9月期を中心に認証不正を背景とした、トヨタ自動車の生産抑制も響いた。一方で通期予想では、トヨタの国内生産の回復などを織り込み、4社が増益を予想している。

 売上高で増収だったのは豊田自動織機の1社のみだった。各社とも円安による増収効果はあったが、トヨタの生産が前年同期に比べ下振れたことなどで実質の製品販売が減少したためだ。
 営業利益では、豊田自動織機とトヨタ紡織、豊田合成、愛知製鋼、ジェイテクトの5社が減益だった。豊田自動織機は、カーエアコンコンプレッサーの販売台数が前年同期比3・4%減少し、自動車事業の営業利益は23・9%減の396億円となった。高木博康執行職は「中国、欧米向けの販売台数が減少した」と語った。
 また、豊田合成も中国市場で苦戦。中国事業の営業利益は10億円(前年同期47億円)まで減少。安田洋副社長は「中国は大変厳しい状況。構造改革の調査と準備を進めている」と明かした。
 一方、営業増益だったのは、デンソーとアイシン、豊田通商の3社。デンソーは、収益力が高い電動化製品などの販売が伸びた。アイシンは、前年同期に計上した品質関連費用がなくなったことで増益に転じた。
 通期の純利益予想では、増益が4社、減益が4社とまだら模様となった。増益を予想しているデンソーの松井靖副社長は「第4四半期(25年1~3月)は国内での挽回生産に期待している」と強調。一方、減益を見込むジェイテクトの神谷和幸CFOは中国市場について「厳しい状況が続く。売り上げ規模に見合った構えが必要となる」と説明した。

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2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。