製造業の一部で人手不足 24年10~12月、地域経済産業調査 中部経産局
中部経済産業局は21日、2024年10~12月の「地域経済産業調査」の結果をまとめた。雇用については、自動車生産の回復に伴い製造業の現場で一部人手不足が生まれているほか、小売りでも引き続き人手不足が継続しているとした。
同調査は主要企業74社を対象とし、製造業や小売り企業の業況、雇用や省力化投資の進捗(しんちょく)などをヒアリングした。
足元の業況について、製造業では、自動車メーカーの認証不正による影響の解消で自動車関連産業が回復傾向だとした。一方で、欧州や中国の景気低迷、市場停滞の影響も一部で生まれている。
小売り・サービス業では、気温の低下が遅れたことで、冬物季節商品の出足が遅れたものの、売り上げは堅調だった。百貨店の免税売り上げは一服感があるが、観光関連産業ではインバウンドの増加が売り上げに寄与しているとした。
また、省力化投資は大企業で実施が多く、自社内でロボットや自動搬送装置などの設計、開発が進んでいる。リスキリング(学び直し)については、研修の実施やアプリ開発が可能なツールを導入するなど、環境整備を進める企業が多かったとしている。
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