磐田市内でエビ陸上養殖 日本特殊陶業、日東工業と実証開始
日本特殊陶業(本社名古屋市)は10日、子会社で水質管理システムの開発を手掛けるNiterraAQUA(ニテラアクア)と日東工業(本社長久手市)が、陸上養殖システムの実証実験を開始すると発表した。期間は今年1年間で、日東工業の磐田工場(磐田市)でエビを養殖する。
ニテラアクアは、昨年7月に設立。日本特殊陶業の新規事業の一環として、排ガスのセンシング技術などを応用した水質管理システムの開発を手掛けている。
実証では、磐田工場の建屋内に養殖施設を設けてエビを養殖する。ニテラアクアは、水質や温度管理技術などを用いた陸上養殖環境などを整え、日東工業は運営における課題抽出や対策方法の確立、効率的なエネルギーマネジメントなどを模索する。
日本特殊陶業は19年から陸上養殖の事業化検討を開始。事業会社としてニテラアクアを独立させ、経営判断のスピード感を上げ、早期の事業規模拡大を目指している。
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