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年末回顧2024 東美濃 国際陶磁器フェス開催 次回も斬新な挑戦に期待

「第13回国際陶磁器展美濃」の会場(手前がグランプリ作品)
「第13回国際陶磁器展美濃」の会場(手前がグランプリ作品)

 3年に1度の陶磁器の祭典「国際陶磁器フェスティバル美濃’24」(同実行委員会主催)が10月18日、主会場のセラミックパークMINO(多治見市)で開幕した。11月17日までの会期中、美濃焼産地の多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市の東美濃で多彩な陶磁器イベントを実施した。

 前回の2021年は新型コロナの影響で会期と事業規模を縮小。今回はメイン事業の国際陶磁器コンペティション「第13回国際陶磁器展美濃」をはじめ、多彩な美濃焼イベントをフルバージョンで展開し、美濃焼産地「MINO」の土と炎の熱いメッセージを世界に発信した。

 実行委員会は、24年のフェス開催にあたり新体制を確立。実行委員会の会長に古田肇岐阜県知事が就任した。フェス開催と同時期には「清流の国ぎふ」文化祭2024も開催され、実行委員会は同文化祭と連携したフェスの準備を推進。9月19日には、名誉総裁に秋篠宮家の次女佳子さまの就任が決定したと発表された。

 メイン事業の国際陶磁器コンペティション「第13回国際陶磁器展美濃」は、テーマを「やきものの未来」と設定して世界に発信。今回は、過去最多となる77の国・地域から3890作品の応募があった。

 1次・2次審査を通過した218作品の最終審査の結果、入賞21作品、入選182作品の計203作品を選び、最優秀のグランプリ1点は海外の応募作品、次点の金賞1点は国内の応募作品が栄冠に輝いた。いずれもやきものの未来を創造する可能性を感じさせる作品だった。

 古田知事は、開会式のあいさつで「国際陶磁器展美濃に過去最多の応募があり、世界最大規模の陶磁器コンペとなった」と高く評価した。また、美濃焼業界関係者は「過去最多の応募は、1986年の第1回から今回まで国際イベントを継続して『MINO』が世界に浸透した証し」と語る。

 メイン事業以外のサブ事業イベント「美濃焼で魅せる」では、初めての一般参加型イベント「フラワーアレンジメントコンテスト」を実施。また「金継ぎ」をテーマにしたオープニング記念事業が注目を集めていた。

 3年後の次回は、新たに就任する岐阜県知事のもとでフェスティバル開催が検討されることになる。メイン事業の国際陶磁器展美濃のさらなる盛り上がりに向けて、やきものの未来を創造する世界の斬新な挑戦が期待される。(東濃・堀田義博)

全文968文字

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2025年10月10日(金)
しんきんビジネスマッチング「ビジネスフェア2025」

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)第3展示館
主催:ビジネスフェア2025実行委員会

東海地区34信用金庫の取引先が、ポートメッセなごやに自慢の商品、技術、情報、知恵を持ち寄って、展示・PRします。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。