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中電が全社防災訓練 「南海トラフ」想定、1万4千人が参加

訓練のシナリオは非開示で行われた(名古屋市東区の本店ビル)
訓練のシナリオは非開示で行われた(名古屋市東区の本店ビル)

 中部電力は6日、南海トラフ巨大地震発生による大規模停電と浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の被害を想定し、全社防災訓練を実施した。グループの従業員約1万4千人が参加。電力設備の被害状況の把握や情報共有の初動対応を確認するなど、災害発生直後の対応訓練を行った。

 全社防災訓練は東日本大震災以降に毎年実施しており、今回で14回目となる。午前9時ごろに愛知、静岡、三重の3県で震度7の地震が発生したことを想定し、地震により運転中の浜岡原発4号機が自動停止。上越火力発電所(新潟県上越市)を除く火力発電所が全て停止するなどの被害があり、中電の管内で約614万戸が停電したことなどを前提とした。

 大規模停電に対処する「非常災害対策統合本部」と、原子力災害に対処する「緊急事態対策本部」を名古屋市東区の本店に設置。地震発生を知らせるアナウンスが館内に流れた後、各職場の担当者が会議室に集まり、被害状況などを確認した。

 対策本部長を務める林欣吾社長は「従業員および家族の安否を速やかに確認すること。今後の災害復旧にあたっては安全を最優先に行動すること」などの指示を出した。

 訓練はシナリオ非開示で行われた。初動対応の迅速化や本部の連携の再確認、電力需給の逼迫(ひっぱく)に伴う計画停電対応の検証などをテーマに取り組んだ。

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2025年10月10日(金)
しんきんビジネスマッチング「ビジネスフェア2025」

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)第3展示館
主催:ビジネスフェア2025実行委員会

東海地区34信用金庫の取引先が、ポートメッセなごやに自慢の商品、技術、情報、知恵を持ち寄って、展示・PRします。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。