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Logistics DX SUMMIT 2025

トヨタグループ 社会課題解決の取り組み紹介 1日閉幕のメッセナゴヤで

豊田自動織機のブース
豊田自動織機のブース
 1日に閉幕した日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2024」(会場=名古屋市港区のポートメッセなごや)ではトヨタグループ各社も自社の製品やサービスをアピールした。中でも今回各社が注力したのは、社会課題解決や環境貢献に向けた取り組みだ。車両の電動化に向けた製品づくりだけでなく、さまざまなアプローチで、持続可能な社会の実現に貢献する構えだ。

 ■食糧問題
 トヨタ紡織は、月の満ち引きのリズムが動植物の成長促進に影響を与えるという「起潮力」の研究成果などを展示紹介した。植物では光の当て方を、動物では餌の与えるタイミングを月の満ち欠けに合わせることで食糧増産につなげられる。将来の食糧問題解決に貢献できる技術だ。技術開発本部新価値創造領域の大桑政幸領域長は「新規事業の一つとして、展示会で新しいパートナーを見つけ、事業化を進めていきたい」と力を込めた。

 ■鳥の人形
 前回開催時に電動化製品が立ち並んでいた豊田自動織機のブースには、「コアジサシ」と呼ばれる渡り鳥の人形がずらりと並んでいた。来場者は樹脂製でできた白い人形に水色や黒、黄色の絵具を用いて、できるだけ本物に似せて絵付けを行った。

 出来上がったコアジサシの人形は、豊田自動織機が東知多工場(半田市)敷地内で整備している環境保全エリア「バードピア」に設置する。コアジサシは毎年4月ごろに、オーストラリアから集団で日本に渡ってくる。バードピアに人形を置くことで、仲間が安全に暮らす様子を再現し、誘引につなげる狙いだ。

 ■エコブランド
 豊田合成のブースでも、部品の展示は限定的だった。展示スペースの多くを、エコブランド「Re―S(リーズ)」や、バレーボールチーム「ウルフドッグス」のグッズ販売に充てていた。特にリーズでは、これまで開発してきた全60種類以上のバッグやペン立てを紹介した。

 リーズ商品は、基本的にエアバッグ生産時に発生する端材を活用している。ただ今回は新たに、モジュール化した後に廃棄となったエアバッグを活用した、トートバッグの販売も実施。個性的な染色の模様と形状が関心を集めた。

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2025年10月10日(金)
しんきんビジネスマッチング「ビジネスフェア2025」

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)第3展示館
主催:ビジネスフェア2025実行委員会

東海地区34信用金庫の取引先が、ポートメッセなごやに自慢の商品、技術、情報、知恵を持ち寄って、展示・PRします。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。