デンソー、ブラジル3子会社統合 顧客への提案強化
デンソーは10日、ブラジルの子会社3社を1日付で経営統合したと発表した。経営効率を高めて、経営環境の変化に対応しやすい体質をつくるのが狙い。製品間の連携も深め、顧客への提案を強化する。
ブラジル南部のパラナ州に構える「デンソー・ド・ブラジル」を存続会社として、ミナスジェライス州の2社を吸収合併した。カーエアコンやコンプレッサー、ラジエーターなどの生産、販売を手掛ける。統合時点の従業員数は2080人。
デンソーは、1975年にブラジルで市販カーエアコンの販売会社を設立し、現地に進出した。その後カーエアコンや電装品、メーター、ワイパーなどに事業の幅を広げてきた。2022年度のブラジルでの売上高は700億円超に上る。
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