「プリウス」でレース参戦 トヨタ、タイの10時間耐久
トヨタ自動車は18日、タイで22、23日に開かれる10時間耐久レースにハイブリッド車(HV)「プリウス」で参戦すると発表した。市販のプリウスでレースに参戦するのは初めて。また、昨年に続き水素エンジン車でも参加する。
カーボンニュートラルに向けて、環境にやさしい車両開発の場としてレースを活用する。同時にタイ現地で、HVが二酸化炭素(CO2)削減に有効である利点を訴求する機会にもしたい考えだ。
参戦するプリウスは、エンジンやモーターの出力を市販車に比べて向上。一方、燃費よく走行できる特性を維持して、走りと燃費性能の両立に挑戦する。
トヨタにとってタイは重要な市場だ。今年1~10月の新車販売は累計22万台に上る。シェアは3割を超えてトップを誇る。その半面、日本に比べて車の普及率が低く、今後も需要が拡大すると見込まれている。トヨタはCO2削減に有効なHVやプラグインハイブリッド車が電動車需要の中心になるとみて、これまでと同様に開発に力を入れる。
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