取材ノート 地域経済紙のニーズ高く
■10月1日付で本社から刈谷支局に異動した。地方勤務は12年ぶりだ。あいさつ回りの段階だが、地域に密着した経済紙に対するニーズは高いと感じている。
担当エリアには、大手自動車部品メーカーや関連企業が集積し、経済は好調な印象を受ける。前回の地方勤務も刈谷支局だったが、当時はリーマン・ショック後で経済が疲弊していた。現在はコロナ禍の影響が残るものの、当時に比べると明るい話題が多い。
今回の着任で驚いたのは、取材依頼の多さだ。企業からは新商品や社会貢献活動、イベントなど話題が幅広い。商工会議所や商工会からはセミナーだけでなく、会員企業の紹介を受ける。ある会議所の役員は「地元の中小企業の情報が多く掲載されている。他の企業の取り組みが参考になる」と話してくれた。身の引き締まる思いだ。
足元の課題は、多くの取材依頼にスムーズに対応すること。取材する時間やエリアをまとめるのが難しい上、運転する時間も長い。すき間時間にどうやって原稿を書くか。あるいは、デジタル技術を活用してもっと業務を効率化できないか。日々、思案しながら取材に向かっている。
■山田 悠(やまだ・ゆう)碧海5市と西尾市を担当。休日の夜は、子どもとオンラインスポーツゲームで世界中のプレーヤーと対戦する。ゴルフでは「イーグル」を達成することも。その瞬間だけは現実に戻りたい。
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