冬の賞与、全業種で増加 愛知中小企業家同友会調べ
愛知中小企業家同友会はこのほど、会員を対象に実施した冬の賞与アンケートの結果をまとめた。全業種平均の支給額は、前年の冬と比較して9・3%増の35万6023円。すべての業種で前年を上回った。
業種別の内訳は、建設業が35万3522円(前年比9・7%増)、製造業が36万9780円(同15・8%増)、流通・商業が34万8493円(同6・6%増)、サービス業が34万9755円(同4・9%増)。製造業が唯一、2桁増となった。
賞与の支給月数は、全業種で「1カ月~2カ月未満」が最多で63・9%。支給金額帯では「30万~40万円未満」が最も多く、32・4%を占めた。
記述回答では、「コロナ禍での借入返済が始まり、財務的な圧迫がある」(サービス業)と、支給を検討中または未定とする声がある一方、「社員のモチベーション維持のために必要」(流通・商業)と、雇用維持のため支給する企業もあった。
賞与アンケートは11月7日から16日まで実施し、611社から回答を得た。
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