東京で若者と三重県企業の交流会 井村屋G浅田氏ら登壇 経営方針や職場環境を紹介
三重県産業支援センターは、東京都中央区の三重テラスで首都圏の若者と三重県企業との交流会「ミエツドイ ミナツドエ」を開催した。井村屋グルーブ(津市)の浅田剛夫取締役取締役会議長と水産加工の伊勢志摩冷凍(志摩市)の石川隆将社長が経営方針や求める人材などについて対談した。(三重)
浅田氏は井村屋グループの歴史や海外戦略のほか、育児休業後の復職率100%など仕事と育児を両立できる職場環境を紹介。「何事も勇気を持って踏み出すことが大事」と会場に語りかけた。
一方、石川社長は「温暖化によって海をめぐる環境は年々厳しくなっている」と指摘し、新しいカキの養殖方法や未利用魚の活用など海の変化に対応した取り組みを披露した。
また、会場との意見交換も実施。「挑戦は怖くないのか」との質問に対し、浅田氏は社長、会長時代を振り返りながら、「課題に目を背けずに臨む姿勢が重要」、石川社長は「決断を下すのが経営者の仕事。その場面はいくつもある」と語った。
交流会は、三重県を代表する企業経営者の対談などを行い、首都圏の学生ら若者に三重の魅力を発信し、三重での就労意欲を高めるのが狙い。今回、会場に約40人、オンラインで約30人が参加した。
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