太陽光発電会社を子会社化 中電、再エネ電源の開発加速
中部電力は28日、太陽光発電事業を手掛けるジェネックス(本社碧南市)グループ3社を完全子会社化すると発表した。太陽光発電所の開発など、再生可能エネルギー電源の開発を加速させる狙い。買収額は非公表。中電が国内で再生可能エネルギーの発電事業者を買収するのは初めて。
22日にジェネックスグループ3社の発行済み全株式を取得する株式売買契約を結んだ。2024年1月中に出資を完了する見込み。
中電は、9月末時点で24カ所・発電出力約11万8千キロワットの太陽光発電所を保有している。ジェネックスグループは、中部5県を中心に243カ所・約8万3千キロワットの太陽光発電所を保有している。ジェネックスグループが予定する新規開発分を加えると、中電グループの太陽光発電出力は合計で約31万2千キロワットに拡大する見通しだ。
中電は太陽光発電事業の開発に関して、小規模の出力案件はジェネックスグループを中心に行い、大規模の出力案件は中電本体が引き続き行う方針。
28日、中電本店で開いた定例会見で林欣吾社長は「新たなパートナーとの連携も含め、再生可能エネルギーの拡大にグループ一丸となって取り組んでいく」と話した。
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