名古屋モビリティショー 2日目 多様なモビリティ体験 盛況 EVや電動キックボード試乗も
◆EV試乗会が盛況
試乗会では今回、全車種をEVに。トヨタ自動車のスポーツタイプ多目的車(SUV)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」、ホンダの小型車「Honda e(ホンダイー)」、日産のSUV「アリア」、BYDの小型車「ドルフィン」など9車種。開幕からの2日間は1日当たり99人の予約枠が早々に埋まった。
また、16歳以上を対象に電動キックボードの試乗会も実施。免許不要で会場内の規定コースを走行できる。電動キックボードサービスを運営するCrystal(本社名古屋市)、Luup(ループ、本社東京都)が乗り方や交通ルールなどを説明した。免許が必要かどうかについて尋ねる来場者が多くみられ、高い関心を集めていた。
撮影用の小型ドローンの体験会も開いており、参加者は中国DJI製のドローンを上昇させたり、前進・回転させたりと操作体験を楽しんでいた。ドローン教室運営のFor Nature(本社名古屋市)の担当者は「ゲームのコントローラーを操作する感覚で、ドローンを簡単に飛ばすことができることを体感してもらいたい」と話した。
◆最先端技術が集結
自動車の最先端技術が集結する同時開催イベント「あいちITSワールド」では24日、名古屋大学の森川高行教授が「モビリティイノベーションによる地方創生」をテーマに講演した。自動運転などで車と社会インフラの知能化が進む中、既存の交通手段に小型スローモビリティや乗り合いタクシーを共存させ、高齢世帯などの利便性を高めることが可能となると説明。名大などが取り組む実証実験の内容を紹介した。
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