地域活性化へ15事業 岐阜市と一宮市が連携強化
【岐阜】岐阜市と一宮市は20日、市民サービス向上や濃尾地域の活性化を目的に、15事業で連携を行うと発表した。「NOBI(のーび)プロジェクト」と銘打ち、今後、分野を限らず、必要に応じて柔軟に連携を進めていく。県が異なる市町村で、同様の連携に取り組むのは珍しいという。
両市は、相互の転入・転出や観光、雇用、就学などで交流人口の動きが活発で、人口規模や歴史、文化で共通点が多い。また、名古屋市への人口流出といった課題も共有しており、今回の連携につながった。
NOBIプロジェクトでは、市長意見交換会の定期開催のほか、観光やアパレルなど地場産業の振興、喫茶文化イベント開催など魅力発信を強化。そのほか、高度救助隊の合同訓練や火葬場の相互利用など災害時の連携を含む事業に着手する。
柴橋正直岐阜市長は「協力することで濃尾地域全体のブランド力を高めていきたい」と話した。中野正康一宮市長は「普段はライバルである岐阜市と連携することで、いろいろな仕掛けがしていけると思う」と期待した。
全文438文字
記事をもっと読むには・・・