「技能コンクール」で技競う トヨタ紡織 外国人社員4年ぶり参加
トヨタ紡織は10日、技能育成センター(豊田市)で技能大会「第17回オールトヨタ紡織技能コンクール」を開催した。コロナ禍で参加を見送っていた外国人社員も4年ぶりに出場。国内外の選抜会などで選ばれた205人の選手が集まり、日ごろ磨いている技を競い合った。
技能コンクールは、社内の技能向上を目指し、2006年に開始した。10年からは外国人社員も加わり、今回は海外15カ国31拠点から選手が参加した。
コンクールでは、13の競技を実施した。このうち「縫製・ミシン保全」では、2人1組でシートの縫製作業の正確性や完成品の品質などを競い合った。また電気を用いない「からくり」では、シンプルで低コストの搬送装置づくりで争った。
グローバル技能育成部の蟹江俊彰部長は「コンクール開催に伴い、海外拠点が独自に技能向上に努めるようになっている。また競技は、実際の現場に沿った内容にしている。デジタル技術の進化などを受け、今後も新たな種目を取り入れたい」と話した。
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