DX技術が一堂に メッセナゴヤ「スマートオフィス」
名古屋市港区のポートメッセなごやで10日まで開催された異業種交流展示会「メッセナゴヤ2023」では、デジタルトランスフォーメーション(DX)技術を集結した特別企画「スマートオフィス」が来場者の注目を集めていた。9社が出展。模擬オフィスが設置され、実機やシステムを身近に体感することで、DX導入のきっかけづくりにしてもらう狙いだ。
IT(情報技術)支援などを手掛けるNDSソリューション(本社名古屋市中区)は、事務業務を自動化するRPA(ロボティックプロセスオートメーション)ツールと、社員教育を提案。企業のDX推進支援を売り込んだ。
DX推進本部DX推進部DX推進担当の後藤純子課長は「単なるシステム提案ではなく、人材育成とセットで提案することで、企業の人手不足の課題解決につなげてもらいたい」と話した。
電気通信事業者の中部テレコミュニケーション(同)は、ペーパーレスや勤怠管理システム、データの可視化による現場DXなど「オフィスまるごとスマート化」を打ち出した。
ソリューション営業本部の担当者は「当社はインターネット回線『コミュファ光』のイメージが強いが、DX推進支援も展開している。専門のブースも別途出展しており、認知を向上させたい」と意気込んだ。
ソフトウエア開発のリベラ(本社東京都)は、無人管理システムなどを提案した。同社は、メッセナゴヤ会場でQRコードによる入退館システムを提供。担当者は「スマートオフィスに特化し、人手を最小限にできるシステムを安価に導入できることをアピールしたい」と語った。
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