イノベーションの秘けつ語る メッセナゴヤ セミナーに伊沢拓司氏登壇
ポートメッセナゴヤ(名古屋市港区)で10日まで開催されている異業種交流展示会「メッセナゴヤ2023」では多様なテーマのビジネスセミナーが開かれている。
9日は「イノベーションにつながる堅実な思考法~『クイズは食えない』をどう変えたか~」などが行われた。登壇した、ウェブメディアを制作するQuizKnock(クイズノック)CEOの伊沢拓司氏は、自身が出演するユーチューブチャンネル「QuizKnock」のコンセプトや、イノベーションを起こすために必要な要素について語った。
クイズノックは、「クイズ×教育」という新たな軸を確立。「従来(クイズ番組の賞金などで)継続的に稼ぐことは不可能だったが『楽しいから始まる学び』というコンセプトを見つけたのが転機となった。楽しいともっと知る、知るともっと楽しいループが理想的な学習過程。楽しいコンテンツの中に学ぶための一歩を組み込んでいる」と明かした。
ユーチューブチャンネルでは動画内の広告収入のみならず、企業とのタイアップを積極的に行い、事業規模を拡大してきた。「企業の伝えたいメッセージ、もたらしたい学びを届けようと考えることで企画の引き出しが増えた」と話した。
イノベーションについて「0を1にするのでなく、手札の0・1を新しい組み合わせ方で集めてキメラの1にすること。手札の強みを持つことと、組み合わさってくれる他人を見つけることが大事」と強調した。
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