メッセナゴヤ開幕 キーワードはデジタル化、CN 独自の技術・サービスをアピール リアル会場にぎわい見せる
豊田通商は、会場の第1展示館に採用された大風量低速回転ファン「ビッグアスファン」や、グループで展開する水素燃料電池システムを紹介。「ファンは米国メーカーの輸入総代理店として、展開している。省エネ性能を売り込みたい」とアピールした。
トヨタ車体は、商用バン「ハイエース」の電気自動車(EV)仕様のコンセプト車を展示。「世界各地の電動化ニーズに合わせて、可能な限り早く市販化を進めたい」と意気込む。
繊維商社の豊島(本社名古屋市)は、女性特有の体の悩みを技術で解決する「フェムテック」商品の自社ブランド「Hogara(ホガラ)」の福利厚生サービス「ホガライフサポート」を提案。廃棄素材を原料とするプラスチック「LandLoop(ランドループ)」もアピールした。
中小企業も課題解決のための商品・サービスを打ち出す。
ビルメンテナンス業のオーアンドケー(同)は、商業施設やオフィス、工場・物流倉庫向けに導入した掃除ロボット5種類を展示・実演する。関連会社で、販売・メンテナンスに対応する点もアピールした。倉知清和社長は「自社で活用するほか、同業他社などに省人化を提案したい」と意気込んだ。
射出成形用金型メーカーの三洋製作所(同)は、自社の金型技術を活用して展開するタグ取り付け装置をPR。取り付け方法の動画を放映し「海外のアパレル工場にも売り込みたい」(担当者)と話していた。
化粧品の企画・開発などを手掛けるコガネスタジオ(同)は、水を使わずメイクが落とせる美容オイル「セラクレンズ」を紹介した。担当者は「時間がない時やアウトドアシーン、災害時などさまざまな場面で役立つ商材だ」と熱を込めた。
建設・土木系AI(人工知能)技術開発を手掛けるオービタルネット(同)は、橋梁(きょうりょう)などのボルト締め検査を、AIと画像処理技術で自動化したウェブサービスを展示した。小林裕治社長は「スマートフォンの写真からボルトの締め具合を判読し自動計算する。ゼネコンなどにアピールしたい」と語った。
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