4年ぶりトップ交流会 デンソー飛翔会
デンソーの仕入れ先で構成する協力会「デンソー飛翔会」は、岐阜市内で会員企業とデンソー役員、幹部が意見交換する「トップ交流会」を開いた。デンソーの事業や将来の方針などについて、活発な議論を行った。会員企業、デンソーの林新之助社長ら役員含め計約140人が参加した。対面での開催は4年ぶり。
交流会では、デンソーの将来の方針などで意見交換が行われた。会員企業からは「車でソフトウエアの重要性が高まる一方、ハードウエア分野の仕事はどうなるのか」、「将来の変化に関する情報を一層提供してほしい」といった声が相次いだ。このほか、デンソーのインドや中国事業を取り巻く環境、今後の市場動向などの説明があった。
飛翔会はトップ交流会に限らず、会員企業のレベルアップを後押しする活動に取り組んでいる。最近では、デンソーに最新技術を訴求する技術展示会を開催した。11月には品質確認や旋盤、ロボットなどに関する技能を競い合う「技能競技大会」を実施する。
飛翔会の高木豊会長(福寿工業社長)は「これから厳しい経営環境が予想されるが、会員企業みんなで頑張りたい。協力会だからといって甘えてはいられない。『自立する協力会』として競争力を高め、デンソーの成長にも貢献したい」と話している。
記事をもっと読むには・・・