2023年10月18日の記事 ゲンバを歩く 渥美魚市場 産地市場 飲食や買い物楽しめる〝観光市場〟へ 太く響く競り人の声 三河湾の恵み食卓に 漁師や仲買人高齢化で大きくかじ 三河 企画 ゲンバを歩く 競りの参加者は真剣そのもの。その迫力には驚かされる 毎日午後0時半。開始を知らせる鐘の音とともに迫力の競りが始まる。太く短い競り人(せりにん)の取り仕切りの声とともに、買い付ける立場の仲買人が買い値を言い合い競り落とす。半世紀を超えて渥美半島の先端で産地市場である魚市場を運営するのが渥美魚市場(本社田原市)だ。三河湾の恵みを食卓に届ける中継ぎ役を担う。最近は地元の漁師の高齢化が進み、先行きはには不透明感が漂う。生き残りをかけて産地市場から従来にない「観光市場」へ脱皮しようとしている。 残り1039文字/全文1258文字 記事をもっと読むには・・・