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しんきんビジネスマッチング 新たな事業求めにぎわう 取引先400社超が出展

会場は多くの来場者でにぎわった(ポートメッセなごやで)
会場は多くの来場者でにぎわった(ポートメッセなごやで)

 東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)に本店を置く34信用金庫で構成する東海地区信用金庫協会は11日、名古屋市港区のポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)の第3展示館で「第18回しんきんビジネスマッチング ビジネスフェア2023」を開催した。東海地区や全国の信金の取引先402社が出展。物価上昇や人手不足などの経営課題が山積する中、新たなビジネスを求める来場者らで会場はにぎわいをみせた。

 オープニングセレモニーには、東海財務局長の渡邊輝氏、中部経済産業局長の寺村英信氏、日本銀行名古屋支店長の廣島鉄也氏らを来賓に招き、各信金の理事長ら役員が出席した。東海地区信用金庫協会の近藤実会長(西尾信金会長)は出席者に謝意を述べた上で、「信金業界としては、長年にわたり、ご愛顧いただいている取引先企業の皆さまへの伴走支援や、カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量実質ゼロ)、SDGs(持続可能な開発目標)などの事業者支援を一層推進し、引き続き業界の総合力を結集して対応していく」とあいさつした。

 会場では、企業が出展ブースで新製品や新サービスをアピールしていたほか、出展者によるプレゼンテーションなどが行われた。

 エフケイシステム(本社名古屋市北区)は、自社開発の簡易キャッシュレス券売機を展示。低コストで導入できる点や人手不足解消につながる利点をアピールした。SY(本社羽島市)は、再利用可能なPP(ポリプロピレン)水槽を披露し、自動車部品製造で培った樹脂加工技術などを紹介した。イスキナ(本社四日市市)は、水路の漏水や設備補強の対策として、アスファルト質の特殊な補修材を展示、紹介した。

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