2日間で15万人来場 関市「刃物まつり」にぎわう
【岐阜】刃物のまち関市最大のイベント「第56回刃物まつり」が7、8の両日、関市本町通り一帯で開かれた。目玉の「刃物大廉売市」には35社が出店した。2日間の延べ来場者数は前年比6万人増の15万人となり、盛況のうちに閉幕した。
2019年は台風、20年はコロナ禍の影響で開催を中止した。21年は会場を分散して規模を縮小し、22年は食べ歩き禁止など感染対策を施して実施した。
5年ぶりの完全な通常開催となった今回は、本町通りに多くの人が訪れた。別会場では「古式日本刀鍛錬」や「秋色に染まる宴 inせきてらす」「アウトドアズナイフショー」などさまざまなイベントが実施され、来場者を楽しませた。
台所用刃物製品メーカーのトッププロダクツ(本社関市)の遠山義勝相談役は「初日は天気も良く、昨年よりも来場者数は多く感じた」と話した。包丁メーカーのスミカマ(本社関市)の炭竈太郎常務は「今年は営業職ではなく職人に接客を任せることで、消費者のリアルな声を聞いてもらう機会にした」と語った。
また、刃物まつりを盛り上げようと工業用機械刃物メーカーの福田刃物工業は関市の本社で超硬合金包丁「KISEKI:(キセキ)」の体験・即売会を実施。日本刀製作などを手掛ける濃州堂(本社関市)は通常休業日である日曜日に特別営業を行った。
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