取材ノート 記者として日々成長めざす
「掲載していただきありがとうございました」―。自分が書いた記事が紙面に載ると、取材先から感謝を伝えられることが多い。そのたびに複雑な思いになる。取材中は的確な質問ができているとは言い難く、文章も稚拙だ。相手に感謝されるほどの仕事ができているのか、いつも不安になる。
私は名古屋市内の中小企業を担当している。業態転換し、新たなスタートを切る飲食店、高度な加工技術を有する町工場、クライアントを第一に考えて起業をサポートするコンサルティング会社。取材に行くごとに、魅力あふれる企業に出会う。名古屋市で生まれ育った身だが、自分も知らなかった市内の中小企業の魅力を読者に余すことなく伝えたい。
そのために、先輩記者から学び、記者として成長しなければいけない。そして、取材先から「ありがとうございました」と感謝を伝えらえたとき、その言葉を心から受け取れる記者になりたいと思う。
■水野 晃雅(みずの・あきまさ)名古屋市内の中小企業を担当。入社1年目。妹に誘われて4月にスポーツジムに入った。入会金を払ってしまったので、辛くてもやめられない。あと半年くらいは続けようと思う。
記事をもっと読むには・・・