取材ノート 外見磨く重要性を認識
■「役職と、見た目が合っていない人が多い」―。スーツの着こなし研修を手掛ける経営者の一言が印象に残った。経営陣の外見が良くないと、企業イメージを損ねるほか、離職リスクも高まるという。この経営者がある会社で研修した際、社員から「見た目の悪い上司がいるので辞めたい。肩にフケが落ちている人に指示されたくない」と聞いたという。
日々、多くの人と向き合う。外見には気を付けているつもり。特にかばんと靴は安物だと目立ちやすい。財布と相談しながら、上質に見える商品を選ぶようにしている。前述の経営者に服装をチェックしてもらった。スーツはおおむね良い評価を得たが、お気に入りのオーダーワイシャツに指摘が入った。胸ポケットを外すとスマートにみえるという。
これまでオーダースーツ店の担当者から、そんな話は聞いたことがなかった。経営者に話すと「売り上げに影響するから、お客さんの要望は否定しにくかったのかもしれませんね」と笑っていた。第三者の視点は大切だ。襟を正したい。
■山田 悠(やまだ・ゆう)主に名古屋市内の中小企業を担当。長く通っていた栄の美容院が閉店した。コロナ禍で減った客足が戻らず、高い家賃が重荷になったという。お気に入りの店を探すため、しばらく複数の美容院を巡る予定だ。
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