地域発上場企業分析　エコム　３月、名証メイン市場上場　工業炉　最適条件を提案　役割代行で「生技の味方」に　他社製の保守点検も積極受注

　日本の製造現場を陰で支える「工業炉」。金属や化成品を熱で加工、改質させる工程の重要な生産設備だ。その工業炉の生産、保守を手掛けるエコム（本社浜松市）が２０２３年３月、名古屋証券取引所メイン市場に上場した。上場企業としては生まれたばかりだが、強みとする経営方針は力強く、上場会見に立ち会った名証の竹田正樹社長が「そんな経営方針が成り立つのか」と驚くほど。強みを一言で表現するならば「正義の味方」ならぬ「生技の味方」だ。（三遠）

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