【社告】第30回中経トパーズ賞
中部経済新聞社は、東海地方の優れた女性経営者を表彰する「第30回中経トパーズ賞」に今津悠見氏(アグメント社長、阿久比町)、藤吉里美氏(緑水庵取締役、岐阜市)、栗須百合香氏(三重工熱社長、鈴鹿市)を選んだ。
トパーズ賞は優れた経営手腕に加え、地域活動に貢献している女性を対象に、それぞれの商工会議所、商工会の推薦に基づき選考した。受賞者の略歴は以下の通り。
今津悠見 氏(アグメント社長、阿久比町)
2016年、資源回収・リサイクル事業を展開しているアグメントの社長に就任。地域資源の有効活用と「人と環境を美しく」との思いから自社農園でそば栽培も始めた。そばは「知多美人」の名称で阿久比ブランドの認定を受けている。また、今津社長自ら、地元の小学校でごみの分別やリサイクル、廃棄物に関する出前講座を行っている。 事業活動に加え、地域の自然環境の保全、地域活性化など幅広い活動で注目されている。(阿久比町商工会推薦)
藤吉里美 氏(緑水庵取締役、岐阜市)
和菓子店を運営する緑水庵の取締役として、多店舗化に尽力している。現在岐阜県下に7店舗構える。岐阜と言えば「鮎菓子」。加えて春は桜もち、草もち、夏は水菓子、秋は栗きんとんなど四季折々の自然を感じることができる菓子づくりを目指している。各務原商工会議所では青年部、女性会と活躍の場を広げ、2019年4月から女性会会長の重責を担う。16年度からは各務原商工会議所1号議員を務めている。岐阜市土産物協会理事長も兼ねている。(各務原商工会議所推薦)
栗須百合香 氏(三重工熱社長、鈴鹿市)
2011年8月、創業者で父の村上祐道氏の後任として電機機器の組立、回転機・鉄道車両用ハーネス加工などを行う三重工熱の社長に就任。社長就任以降、女性の活躍推進に取り組んでいる。女性社員の比率は約4割。3人の部長のうち、製造部門と管理部門の部長は女性。社員旅行の主催など風通しの良い企業風土づくりにも知恵を絞っている。また、高齢者雇用や障害者雇用などにも積極的に取り組んでおり、地域で愛される企業を目指している。(鈴鹿商工会議所推薦)