環境特集 企業の取り組み
太田油脂
使用済み食用油からBDF精製資源循環促進へ
植物油メーカーの太田油脂は、「地球のための循環型企業」を掲げ、環境に配慮した事業展開を進めております。なかでも、使用済み食用油を原料に軽油代替燃料「BDF(バイオディーゼルフューエル)」を製造する取り組みは、資源循環を促進するとして、注目を集めています。
当社は2008(平成20)年1月、豊田通商、豊田ケミカルエンジニアリングなどと協力し、本社敷地内にBDFの精製設備を設置しました。当社のBDFの特長は、貴重な資源である水を使わない非水系精製方式にあります。2009(平成21)年から、ダカールラリーに出場したトヨタ車体チームの燃料に採用され、品質の高さを証明しました。
現在、食用油のユーザーである企業や自治体から使用済みの食用油を回収し、BDFとして供給しています。過去の利用事例として、ごみ収集などの作業車や配送車、送迎バス、発電機、さらには公共工事に使う重機で使用されるなどの実績があります。