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環境特集 企業の取り組み
紅久

CO₂削減に貢献する江戸時代創業の老舗高品位のリサイクル原料を製造

創業は江戸時代。1775年(安永4)年東海道の吉田藩(現在の豊橋)より紅花商の営業許可を取得。以来、七代にわたり御用商人として「紅屋久兵衛」を襲名し、吉田藩御用達の紅花化粧品を吉田城に献上。1902(明治35)年から業種変更し「紅久」という屋号で金属リサイクル業を始めた老舗企業です。

現在、東三河地域においてはリサイクル資源の取扱量、売上高ともに1位を誇っています。あらゆる発生元から回収した鉄、非鉄金属スクラップを基に、独自の選別、加工技術によって、高品位のリサイクル原料を創り出し、製鉄メーカー、非鉄精錬メーカーに納入しています。

また、東三河では唯一、国指定「小型家電リサイクル法の認定事業者」でもある。廃小型家電の再資源化への高い技術力と環境負荷低減効果が評価され、2017(平成29)年には「2017愛知環境賞・銀賞」「豊橋商工会議所環境経営賞・最優秀賞」を受賞しました。

そして、小型家電リサイクルにおける高い技術力を活用し、一昨年開催された東京2020オリンピックの「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」へも参画し、循環型社会の形成に貢献しています。

未来をになう子どもたちにリサイクルの大切さを伝えようと、市内の小中学生たちの工場見学を受け入れるといったCSR活動や河川のゴミ拾い等の環境保護ボランティア活動にも積極的に参加しています。