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都市再開発特集
市制100周年モニュメント
「飛翔」解体で名駅の顔はこう変わる

名古屋駅東口のロータリーと飛翔
名古屋駅東口整備のイメージ

名古屋駅東口のロータリー中央に鎮座するモニュメント「飛翔」が間もなく撤去される。リニア中央新幹線開業に向けて、車道とセットで駅前広場を拡充するためだ。

飛翔は、市制100周年にあたる1989(平成元)年、世界デザイン博覧会の開催に合わせて造られた。デザインは事前に募集した109点から選定。筒状のステンレスパイプ約100本を円すい状に組み立てた構造で、地上からの高さは23㍍、底部の直径は21㍍。完成当初は「光る噴水」として駅前を鮮やかに演出した。しかし水しぶきがロータリーを走る自動車にかかるという理由で噴水は中止。ライトアップは機器の不具合で中止になった。

名駅エリアの"顔"だった飛翔は、駅を利用する歩行者からすると、必ずしも顔としての役割を果たしているとは言い難かった。たとえば歩行者が中央コンコースを通って東口を出ると、飛翔は確かに正面にあるが、車道と乗降場を介しているため、目に飛び込んでくるようなインパクトがない。むしろ駅と街が分断された印象。良くも悪くも自動車社会の象徴だったといえる。

計画では、駅前の歩行者空間を現在のロータリー中心付近まで広げるとともにロータリーを三差路に変更する。またタクシーと一般車それぞれの乗降場を明確に区分することで混雑を解消し、乗り換え動線を初めて訪れる人にも分かりやすくする。「世界に冠たるスーパーターミナル・ナゴヤ」を掲げる名駅エリアの再開発にとって、誰もが利用しやすい駅というのは重要なテーマだ。

新たに整備される駅前広場は、乗り換え先が見渡せ、地下との移動も円滑にできることを目指している。「迷駅(めいえき)」と揶揄される状況の改善に大きく寄与することになりそうだ。

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2025年10月10日(金)
しんきんビジネスマッチング「ビジネスフェア2025」

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)第3展示館
主催:ビジネスフェア2025実行委員会

東海地区34信用金庫の取引先が、ポートメッセなごやに自慢の商品、技術、情報、知恵を持ち寄って、展示・PRします。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
Japan Mobility Show Nagoya2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
主催:中部経済新聞社、TOKAI RADIO、中日新聞社、中日スポーツ、東海テレビ放送

JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出品された国内外の四輪・二輪車メーカーのコンセプトカーや最新市販車に加えて次世代モビリティに関する展示のほか、各種試乗会などの体験型催事など各種イベントの開催を予定します。

2025年11月22日(土)~24日(月・祝)
あいちITSワールド2025

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
9:00~18:00(最終日は17:00まで)
主催:愛知県ITS推進協議会、中部経済新聞社

「市民参加」や「ITS体験」を特色とした「ITS世界会議愛知・名古屋2004」の理念を継承し、愛知県がITSの先進県としてさらに発展していくことを目指して2005年にスタートしたイベント。

2025年11月22日(土)
第11回 全国高校生コマ大戦
Japan Mobility Show Nagoya場所

ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)
名古屋市港区金城ふ頭二丁目2番地
主催:中部経済新聞社、全日本製造業コマ大戦協会

2025年、11月に開催する「Japan Mobility Show Nagoya 2025」会場において「第11回全国高校生コマ大戦」を開催します。今回の大会では、東海地区の高校生を中心に全国から100チーム(予定)参加を募って実施いたします。