中央発条、代替生産開始 コイルばね 国内外の工場で
中央発条(本社名古屋市)は17日、藤岡工場(豊田市)で発生した爆発事故を受けて、国内外の工場でコイルばねの代替生産を始めたことを明らかにした。爆発した工場の生産ラインの復旧に時間を要することから同様の設備を持つ工場で早期の生産再開を急いでいる。18日以降に順次出荷を再開する予定。
事故は、ばねの塗装後に塗料を乾燥させる炉で起きたとみられる。車の足回りに取り付ける「シャシばね」の一種である、コイルばねの生産に利用されていた。
影響があったコイルばねは、大型車から小型車まで幅広い車種に使われている。主にトヨタ自動車向けだ。
中央発条は18日以降も代替生産できる工場やラインを増やし、早期の生産回復をめざしている。ただ、同社は「(影響を受けている製品の)供給量が、事故前の水準にいつまでに戻るのか、現時点ではめどが立っていない」としている。
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