取材ノート 盛り上がった「尾州フェス」
一宮市中心街で11月11、12の両日、尾州繊維産地などの魅力を発信するイベント「BISHU FES.(尾州フェス)」(一宮市、一宮商工会議所など主催)が初めて開かれた。東京ガールズコレクションが同フェス実行委員会とのコラボレーションで開いたファッションショーは大きな話題となり、同時生配信を約5万人が視聴。中心街一帯で開かれたイベントには、2日間で約4万人が訪れる盛況ぶりを見せた。
イベントには、尾州を「世界3大毛織物産地」として情報を発信し、地域のブランド力を一層高める狙いがある。織物の付加価値が高まれば、新たな担い手も期待できる。
次回のフェス開催の予定は未定だが、一宮市の中野正康市長は「(1回限りの)花火で終わらせたくない」と話し、今後が注目される。
■吉川 英司(よしかわ・えいじ)瀬戸市出身。尾張支社勤務。取材で出会う経営者や首長に、同年代や年下の人が増えた。彼らのリーダーシップを目の当たりにすると、相手と自分の差にがくぜんとするが、記者の社会的意義を信じ、自らを奮い立たせたい。
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