環境特集 企業の取り組み
ユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン
よりグリーンな未来を目指して
ユナイテッド・セミコンダクター・ジャパン株式会社(USJC)は、世界有数のファウンドリー、UMCの一員で、半導体の受託製造会社です。
世界的なカーボンニュートラルに向けた取り組みにおいて、電動車の航続距離や電費のさらなる向上が課題となる中、モーターを駆動・制御するインバーターに採用されているパワー半導体は、発熱による電力損失の低減と小型化が求められています。USJCは株式会社デンソーと協業し、USJCのウェーハ製造工場に絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)製造ラインを新設、300mmウェーハでのIGBT生産を開始しました。従来のIGBTと比べ、エネルギー損失を最大20%削減した小型で低損失な次世代IGBTの生産を通じて、より環境に優しい電動車の実現に向け貢献していきます。
なお、USJCは、SDGsが掲げる、水、エネルギー、持続可能な生産と消費、気候変動など、地球環境課題の解決に向けた環境目標を策定し継続的に環境活動を推進しています。温室効果ガス排出量、カーボンフットプリント算定、ウォーターフットプリント算定について、それぞれ、第三者によりISO基準に基づいて算定されていることの証明書を取得。脱炭素化、水資源問題の解決に取り組んでいます。また、工場内に太陽光発電パネルを設置し、再生可能エネルギー利用比率の向上も推進、持続可能な社会の実現に向け、積極的に取り組んでいます。