環境特集 企業の取り組み
ミダックグループ
脱炭素社会に向けた処分場CCS技術開発へ取り組みます
株式会社ミダックは、学校法人早稲田大学地盤工学研究室の小峯秀雄教授との共同研究を通じて、廃棄物焼却施設から放出されるCO₂を、同じく焼却施設等から副産物として排出されるばいじん等から製造する機能性覆土や廃棄物に固定し、最終処分場に貯留する技術の開発を進め、2050年のカーボンニュートラルに貢献していきます。
株式会社ミダックと小峯秀雄教授は、焼却由来CO₂の産業副産物への固定化を目指し、廃棄物焼却施設等から排出されるばいじんのCO₂を固定化する特性に着目し、これまでに▼ばいじん等へのCO₂固定化メカニズムの解明、▼高効率でのCO₂固定化プロセスの開発、▼最終処分場を活用した潜在的なCO₂固定能力の定量評価を行ってまいりました。
研究の結果、特定のばいじんが重量の最大14%のCO₂を固定できることが明らかになりました。例えば、当社管理型最終処分場・奥山の杜クリーンセンター(埋立容量:約320万㎥)のケースの場合、143,000トンのCO₂を貯蔵できる試算です。
これは、奥山の杜クリーンセンターと同面積の森林が吸収するCO₂量983年分に匹敵し、最終処分場へのCO₂貯留の有効化が示されました。