SDGs特集
株式会社岡本組
災害対策へ
『深紫外線浄水装置車』開発
当社は、総合建設業をはじめ、骨材・コンクリート製造・販売や木くず処理、キノコ生産、自動車学校などを手掛ける8法人でグループを形成し、三重県を中心に事業を展開しています。SDGs宣言では、「世界遺産と共に未来をひらく」の思想のもと、—①循環経済の創造②植樹緑化によるリ・デザイン③水質浄化を活用した災害対策④持続可能な社会を実現するエネルギー利用⑤脱炭素社会への貢献—の五つの取り組みを重点項目として掲げています。
災害対策では、ローレル(和歌山市)、日機装(東京都)、近畿大学理工学部との産学連携プロジェクトにより、「深紫外線浄水装置車」を開発しました。ローレルのろ過技術、日機装の深紫外線LED流水殺菌モジュールを応用して開発した水浄化装置を軽ワンボックス車に搭載し、プールなどの水から安全な水を大量に供給できるのが特長です。
開発のきっかけは、2011年の紀伊半島大水害による断水で水の大切さを実感した社員の発案からでした。これまでの実験データでは、大腸菌・大腸菌群、一般細菌の99.5%不活化を確認しました。最大供給能力は毎分30リットル、移動できるため水源から避難所まで水の運搬もできます。地震、台風などの災害時に命をつなぐ飲料水の供給に役立ちたいと考えています。
このほか、コンクリートのリサイクルや木質バイオマスチップ製造・普及など、事業を通じて持続可能な社会の実現に努めてまいります。
株式会社岡本組
〒519-3403
三重県北牟婁郡紀北町上里45-2
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