情は人のためならず

武部芳宣著

本書は平成２３年４月から５０回にわたって中部経済新聞最終面に掲載された「マイウェイ」を再構成したものです。

著者はトランコム会長。資本力の弱さと生産性の低さという弱みをいかに強みに変え、ＩＴを駆使した提案型物流企業に変貌させ、上場に至るまで社員と共に夢を共有していく経緯を克明に追います。

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book00620	情は人のためならず ISBN978-4-88520-160-8	新書判並製本	880円送料250円	数量:

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書籍名書籍コード	情は人のためならず ISBN978-4-88520-160-8
体裁	新書判並製本
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著者紹介：武部芳宣さん

　トランコム会長の武部芳宣さんは、自身の半生を振り返る「情は人のためならず」を執筆した。

　平成２３年４月２日から５月３１日まで中部経済新聞に計５０回連載した「マイウェイ」を加筆修正した。

　武部さんは１９６７年に慶応義塾大学商学部を卒業後、同年、父親が経営する愛知小型運輸に入社した。父親の純三さんから経営を引き継ぎ、２００５年に会長に退くまで、約４０年間、経営の第一線でまい進してきた。

　陸運業からスタートしたトランコムは、共同配送事業、物流全般を一括で受託するロジスティックス・マネジメント事業、荷物と空きトラックの情報をつなぐ物流情報サービス事業をコア事業に成長。１９９５年に株式上場を果した。

　武部さんは「人生の大半をトランコムとともに歩んできた。現在では、当社の歴史を知る人間は私一人になってしまった。企業規模は大きくなったが、それはこれまでの失敗や成功があったからこそ。実績だけでは分からない、その時々の経営戦略の移り変わりを本書を通じて現在の社員に知ってもらいたい」という思いから筆を執った。

　武部さんは「本書の表題『情は人のためならず』は父が繰り返し語っていた言葉。相手を思う心は巡り巡って自分に返ってくる。そういう思いは、現在の企業理念『わたしたちは期待される存在でありたい』にも通じる。今後も思いを受け継いでいきたい」と語った。